“そば”の故郷・茅野で、“そば”を満喫。

2021/09/24/ 8:36:53
カテゴリー:味わい話

9月に咲くそばの花は、初秋の風物詩。白くて清楚な花が咲き乱れるそば畑を、別荘地近隣でよく見掛ける。

青空と、緑の茎と、白い花が織りなすコントラストは美しく、蓼科山をバックに広がるそば畑は、実に絵になる風景である。

見事な咲きっぷりを見せるそばの花を眺めていたら、無性にそばが食べたくなり、別荘地から車で10分ほどの豊平南大塩にある「手打ち蕎麦12ヶ月」へ出掛けてみた。

古民家をリノベーションしたお店で、間仕切りや天井板を撤去し梁や柱がむき出しになった店内は、和モダンな雰囲気でとても居心地が良い。

“そば”そのものの味と香りを求め、シンプルな「せいろそば」をオーダーすると、手打ちの細麺がやってきた。


つるっつるっの喉ごしで、香りが鼻に抜けるとても上品なそばである。さっぱりとした中にもそばの風味が活き、繊細な甘味と芳香が広がる。


そばは、打つ、茹でる、締める、作業でたくさん水を使う。水質の良さで知られる茅野市の水の効果もあるのだろう。


秋が深まる頃に登場する新そばは、さらに香りが立ち爽やかな風味が楽しめるはず。


新そばの季節が、とても楽しみだ。

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