日本の中心・超パワースポット『分杭峠』その1

2017/11/30/ 2:04:18
カテゴリー:立ち寄りスポット

紅葉が一段落すると、そろそろ雪のシーズン。八ヶ岳もうっすらと雪化粧しはじめました。


本格的な雪シーズンを迎えると通行止めになる道もあるため、その前にぜひとも行っておきたいと思っていた場所がある。それは蓼科から杖突峠を超えた伊那谷の『分杭峠ゼロ磁場』。

ゼロ磁場とは、磁石がくるくる回って方角が測れない特異点で、日本最大級の断層“中央構造線”上に数多くあるという。

中央構造線は九州は熊本県から関東の茨城県まで列島を横切っているが、その線上には宮崎県の高千穂や四国の剣山、奈良の吉野、伊勢神宮など、有名なパワースポットが点在している。
その中央構造線と日本のど真ん中を縦に走る糸魚川静岡構造線の交差する場所に位置するのが長野県諏訪大社で、その諏訪大社に向かって中央構造線の描く切り立った谷を望む場所に『分杭峠』がある。

地球の巨大な断層が地下深くで交わる『分杭峠』は超絶パワースポットに違いない!と、以前から気になっていたのだが、かなりの人気スポットでいつも混んでいると聞き、二の足を踏んでいた。
道路が冬期閉鎖される直前なら人出も少ないだろうと思い、11月末になってから出かけてみた。

『分杭峠』は、その昔、高遠藩が他領との境界に杭を建て目印にしたとされ、今も高遠領の石碑が建っている、南アルプスの懐に源を発する天竜川最大の支流・三峰川流域の端に位置し、マイナスイオンブームの際に健康に良い「気」を発するとマスコミに取り上げられ話題になった。

三峰川に注ぎ込む沢水や清水がそこかしこに流れ、マイナスイオンが大気を浄化しているかのよう。深呼吸すると胸がすぅーと気持ちよくなる。

分杭峠に向かう峠道は、車のすれ違いが困難なほど狭く、パワースポットブームの際の大混乱以来、分杭峠ではマイカーの駐車は禁止されている。神聖なる「気場」にたどり着くには、麓の駐車場で有料シャトルバスに乗り換えなければならない。このシャトルバスの運転手さん、バスガイドも兼ねて軽快な語り口で道中を楽しませてくれる。

『分杭峠』周辺では今のところ3ヶ所の「ゼロ磁場」が発見されているようだ。

その中の「第3の気場」が、麓のシャトルバス発着場から歩いてすぐのところにある。

バスの出発を待つ間に立ち寄ると、中央構造線の真上で採取した地下水「ゼロ磁場の秘水」が飲めるようになっている。この秘水、天然ミネラル豊富で国際味覚審査機構(ITQI)の三つ星を受賞した日本の誇る名水の一つだ。

そのゼロ磁場の秘水を使用して作った「気ドラ」(お菓子)や秘水で洗ったパワーストーンなど、バスの発着場横の売店も楽しい。

さて、いよいよ日本の中心にある最大のパワースポット『分杭峠』へ向かうバスの出発時間になった。

気功師が呼ぶところの「気場」、スピチュアルな能力のある人は「パワースポット」と呼ぶ“ゼロ磁場”とはいかなるものか! 次回に続く。

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