富士見町へ、夏の終わりの眺望ドライブ。
夏も終わりが近づき、空気にどことなく秋を感じるようになってきた。青空が澄み渡り山の稜線がはっきり見える日が増え、ドライブが楽しい季節でもある。
八ヶ岳エコーラインを富士見町方向に走っていくと、甲斐駒ヶ岳をはじめとする南アルプスが眼前に広がり、富士山も望むことができる。
八ヶ岳や南アルプスの険しい山並を普段見ていると、美しい円錐形の山容を見せる富士山はとても新鮮。見えるとなんだか得した気分になる。
そして、山々の眺望を楽しみながら車を進め富士見町まで来たならば、ぜひ立ち寄りたいのが創業明治44年の和菓子店「井筒屋」さん。30年以上作られているという「いちご大福」をはじめ、ブルーベリー、ぶどう、ルバーブなど季節のフルーツを使った大福や饅頭が地元で評判の老舗である。
なかでも夏の風物菓子として地元で愛されている「ブルーベリー饅頭“紫小町”」は、他では味わえない美味しさ。
ブルーベリーのみずみずしい酸味と甘味、小豆の風味のやさしい甘味、それらが織りなす味わいは上品かつフレッシュ。なかなかのものである。間もなく登場する秋のフルーツ和菓子も楽しみだ。
南アルプス、富士山の雄姿と季節の和スイーツが楽しめる富士見町。天気の良い日にちょっと足を延ばして通いたくなる町だ。