山野草
マツムシソウ ホトトギス カタクリ ミヤマオダマキ シラン
地元、富士見町出身である私だが、恥ずかしながら言葉を聞いても、
何のことなのか正直ピンとこない。
これは全て”山野草”の名前なのだが、そもそも山野草とは
どういった植物なのか?
GWに一日限定で出店し、山野草の苗などを提供してくださった、
チェルトの森のオーナーである佐々木さんにお話をうかがった。
5/4管理事務所前で行われた園芸まつりでのワンシーン。山野草が大人気。
ホトトギスの苗。50円!?
マツムシソウ。 直径5cmほど(写真をデジカメで撮影したもの)
マツムシソウの可憐な花に魅せられて山野草に引き込まれていったという
佐々木さん。チェルトの森内で栽培するのは一筋縄ではいかなかったそうで、
市販の園芸書等で書かれている播種時期がそのまま通用しなかったり、
鹿の被害、あるいは人的被害に苛まれたりしたそうだ。
しかし、地道な研究、工夫により、今ではYAHOOブログに 野の花山の花 という
山野草の栽培の方法などを載せているというから恐れ入る。
カタクリ 2年目。 ヒョロっと伸びているのが芽。
カタクリ 10年目。 花の群生(写真をデジカメで撮影したもの)
山野草、これ自体も非常に奥が深い。
マツムシソウは種から育てると花を咲かせるまで約2年、
カタクリに至っては約10年を要するという。
じゅっ10年!?
10年といったら、小学5年生が成人になってしまう。
ひとつの花を愛でるのに10年がかりとは、なんという長久な趣味!
可憐な花をつける山野草、その可愛らしくも力強い姿は
蓼科高原の自然の姿そのものだと思う。
佐々木さんは”蓼科花の会”を立ち上げて、山野草を大勢の方に
楽しんでもらいたいと今日も汗を流している。今では別荘地内に30人程、
原村、霧ヶ峰にも会員がいらっしゃるそうだ。
奥が深い山野草ガーデニングの世界。
ご興味のある方は山に入って荒らしたりせずに是非、佐々木さんに
一声かけてみてほしい。
お問い合せ チェルトの森管理事務所 0266-76-2211
(蓼科花の会 佐々木勝さん宛てに言伝を賜ります。)