春景
春を実感するとき。
筆者はいたって単純なのだが、
桜を見ると「あぁ、春だなぁ」と自然と呟いてしまう。
チェルトの森の周辺でも遅い桜が咲き誇り、
青空の下、うららかな風が吹く。
「春」
ニッポンの原風景と言いたくなるような
桜と川、山並みの織り成す光景を目にし、
クルマを停めた。
見事な桜が目に留まり、陽気に誘われしばし寄り道。
旧柳川橋。ぼろぼろの石板もいい味出してます。
先ほどの桜の木の下へ・・・。
見上げる青空が眩しい。写真は全て5月5日撮影。
川沿いの枯れたすすきの脇には、
八ヶ岳からの雪融け水が勢いよく、「ごうごう」と
音を立てて流れている。
そんな川沿いにぽつんと佇む大きな桜の木。
橋を渡り、たった50mばかりの寄り道。
桜の木を見上げ、また呟く。
「あぁ、春だなぁ。」