標高1,200m超の蓼科高原は、暑さ知らずの別世界。
夏も後半に入ったというのに、連日、猛暑が続く日本列島。札幌市や秋田市が観測史上1位の最高気温を記録するなど、これまでの常識を覆す厳しい暑さに見舞われている。猛暑から逃れるには、もはや標高の高い地域まで行かなくてはならない時代になってしまったのだろうか。
標高1,200mを超える蓼科高原の最高気温は28℃前後、湿度も低くカラッとしている。夜になると18℃近くまで下がり肌寒いほど。熱帯夜とはまったく無縁で、満天の星空のもと朝までぐっすり眠れる。
そして、さらなる涼を求めて渓流へ足を運べば、マイナスイオンたっぷりの清涼感に包まれる。
数ある渓流のなかでも、別荘地から車で20分ほどの横谷峡はお気に入りの散歩コース。渋川の渓流沿いに遊歩道が整備され、コース上に乙女滝、霧降の滝、王滝、おしどり隠しの滝があり、あふれんばかりのマイナスイオンが浴びられる。
夏の蓼科は、暑さ知らずの別世界。願わくは、ここから離れたくないものだ。