真冬の楽しみ、女神湖氷上ドライブ。

2019/02/20/ 6:10:43
カテゴリー:四季の彩り・ビュースポット

今年の諏訪・茅野エリアは雪が少なく、気温も例年より少し高めだが、標高1,000mを超える八ヶ岳山麓の山里まで上がるとさすがに冷え込み、別荘地の近くの茅野市立泉野小学校には、校庭リンクが作られていた。

校庭リンクとは、その名の通り校庭に水を入れて作る天然の屋外スケートリンクで、世界最強のスケーター・小平奈緒選手も小学生時代に滑っていたことで知られている。

昭和40年代頃は、全面凍結した蓼科湖や白樺湖に天然のスケートリンクが作られ、スケート競技のメッカとして競技会や強化合宿などが行われていたが、近年、温暖化の影響で安全な厚い氷が張らなくなってしまい、姿を消してしまった。今や、天然の屋外スケートリンクはとても貴重な存在だ。

白樺湖よりさらに上にある標高1,500m以上まで行くとさすがに冷え込み、蓼科山を間近に望む女神湖は、例年だと1月下旬には全面凍結している。暖冬の今年はどんな状況か、様子を見に行ってみると、なんと!凍り付いた湖面の上をクルマが走り回っていた。

冬季に全面凍結する女神湖で、氷上でのドライブ体験をする『女神湖氷上ドライブ』というイベントで、2019年度は1月19日から2月17日まで開催されていた。巨大なスケートリンクのような氷上に、S字カーブや直線を組み合わせたコースや、スラローム走行を体験するエリア、8の字や小さな円を描いて走行するエリアなどが設けられ、氷上でのクルマの挙動を確かめるように参加車両がゆっくりと走っていた。

湖の氷の上をクルマが走り回っている情景は、なんとも不思議な光景。これぞ究極の非日常。普段はなかなか体験できない氷上でのクルマの動きを体験できるので、凍結路のドライブのスキルアップに役立つはず。

安全運転講習やタイヤメーカーの走行テスト、各種団体の走行会の他、一般参加できる日もあるので、来年は、ぜひとも自分のクルマで走ってみたい。

 

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