秋の深まり、心に沁みる紅葉風情。
今年の秋は気温が高めだったせいなのか、蓼科高原の紅葉は遅れ気味で11月に入ってからもまだまだ見頃が続いています。
蓼科湖畔に自生しているモミジは紅や朱色に染まり、目が覚めるような鮮やさ。
湖面には黄金色に染まる蓼科山の裾野が映り込み、秋の深まりを告げています。
そして蓼科高原より標高の低い上諏訪周辺は色付き始めたところで、紅葉名所として知られる温泉寺を訪ねると境内のモミジやカツラがまさに見頃。
温泉寺は諏訪高島藩・歴代藩主の菩提寺で、諏訪湖を見下ろす高台に広がる境内には、高島城から移築された本堂や山門、諏訪大社由縁の多宝塔が建ち、鮮やかな紅葉に包まれた古刹は、風情たっぷり。
高原の紅葉とはひと味違う趣深い秋に、しっとりと浸れます。