美味しく食べて健康づくり、高冷地ならではのルバームジャム。
7月に入り、いよいよ高原野菜の収穫期を迎え、直売所に並ぶ野菜の種類も増えてきた。
原村産の大きなレタス、ルバーブ、ビーツ、変わった形のズッキーニなど八ヶ岳山麓ならではの野菜もあり、棚に積まれた野菜を見ているだけでも楽しい。
なかでもルバーブはシベリア原産の寒冷地向きの野菜で、日本では信州と北海道で栽培されている。フキのような形状で、全体がルビーのように真っ赤だ。
生だと酸味が強いため、砂糖をまぜて加熱すると甘酸っぱくて美味しいジャムになるらしい。
ちょうどルバーブのジャムが売っていたので、軽くトーストしたバゲットに乗せて食べてみた。
真っ赤なルバームもジャムにすると、淡い梅ジャムのような色。
ルバーブは野菜だが、ジャムにすると果実のような風味で、野菜っぽさはまったくない。爽やかな酸味が清々しく、甘味も控えめで食べ飽きない。
ルバーブには、ポリフェノール、ビタミン群が豊富なほか、カリウム、葉酸、食物繊維などがたっぷり含まれ、 なかでも余分な塩分を体外へと排出する働きのあるカリウムの含有量がキュウリの2倍。 日ごろ不足しがちな野菜の栄養成分を、美味しいジャムで補給できる。
普段食べているジャムをルバーブジャムに変えるだけで、健康づくりに役立ちそうだ。