蓼科農園劇場
チェルトの森から車で約10分。八ヶ岳エコーラインを走った方なら
誰もが目を留めるであろうお店がある。
たてしな自由農園 原村店である。
ファンシーで大きな看板、広い駐車場。
おそらく高原野菜などを取り扱っているお店なのだろうと予想はしていた。
だが今回、実際にお店に立ち寄った筆者の
認識は変わった。
たてしな自由農園 原村店。
店内には果物、野菜、お花、地酒、お土産品・・・紹介しきれないほど並んでいる。
全てかぼちゃ。種類の豊富さに驚く。
県立富士見高校園芸科の生徒が作ったとうもろこし。
出ました。蜂の子の缶詰。形は不気味ですが栄養価も高く、美味しいんです。
広い店内には、実に豊富な品揃え。
フルーツのコーナーは甘い匂いが立ち込め、
お野菜のコーナーでは、高原野菜に代表される新鮮な野菜、
信州土産が並ぶコーナーでは、蕎麦、寒天、地酒等、信州ならではの物産品。
生花やドライフラワー、食用のほうずきまで扱っている。
女性の方や、お料理に興味がある方のみならず、
地酒、珍味のコーナーは男性や、お年寄りも
楽しめるだろうし、カブトムシなんかも販売していて、
お子様も喜びそう。
だが、一番興味深かったのは、生産者の顔が
想像できるような、その品揃えにあるだろう。
高原野菜などは現地付近で見かける地元の方が
手塩にかけて育てたあの野菜だろうし、
地元の高校生が生産したとうもろこしなど、高校生の
苦労や笑顔を想像してしまう。
晴れて店頭という舞台に出てきた商品たち、
その舞台裏には生産者の方々それぞれのドラマがある。
この場所はある種、劇場のようだ。
商品を購入し、それらを食べる際にそんな舞台裏にも
想いを馳せてみてほしい。
きっといつもの何倍もの美味しさが味わえる筈である。
これからの季節だと、りんごが種類も豊富で美味しいとのこと。
全種類のりんごをひとつずつ食べてみたくなるが、それは贅沢しすぎか。
お問い合せは たてしな自由農園 0266-71-5535まで。