蛍雪の功

2010/02/05/ 9:49:44
カテゴリー:四季の彩り・ビュースポット

立春をむかえ、少しずつ春の息吹が
感じられる季節になってきた、と
言いたいところではあるが、蓼科は現在、冬真っ只中。

先日は久々に30センチ弱の大雪が降り、
今年は暖冬という話ではあるものの、気温が氷点下に
なると、ただただ寒い。

屋根からは雪が日中少しずつ融けて、寒さで冷され、
見事な『つらら』の出来上がり。

朝の光を反射する自然の彫刻。


快晴の空とつらら。20cm位から1m位まである。販売センターにて

軒に連なる『つらら』の列は光のカーテンのよう。

薪ストーブの煙が青空に吸い込まれていく。

ほたーるのひかーり、まーどーのゆーきー♪
卒業式で歌われるこの歌。
「蛍雪の功」という中国の故事が由来のようだが、
窓の外の雪に反射した月明りで勉強した、という
意味だったと記憶している。

この積雪も使い方次第で、『窓の雪』にできるかもしれない。

そんなことを考えながら、”つらら”や、
木々と地面を覆う雪からの眩い光に包まれる。

凍える冬はキラキラと輝く光の世界。

 

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